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フィクション ノンフィクション

Syrup

いちごのかき氷シロップを雑に混ぜたような液体を口から出す。ビタミン不足で歯茎から血が出る。

雨のなか腕をつかもうとして振り払われたときの気持ち

誰よりも真っ当に生きてきた、見本のような優等生。

誰の体温もない部屋

扇風機の風が体の右半身に当たる。
冷えた風から身を守るように、ふとんを体に被せる。
あなたに包まれたい抱きしめて眠りたい、頭が狂う。
一人でいる間に次のあなたに会う約束を。

22歳のあなた、31歳のあなた、24歳の飛びっきり大切な、あなた。

失敗作の私は価値あるあなたと一緒にいることで意味を与えられる。
私の虚無的思考は一時あなたといることで考えることを止められる。

壊されそうなくらい抱きしめられて骨が軋む。
撫で肩で広い肩幅が押し縮められる。
痩せてるわけでもないのに出っぱった肋にキスをされる。

あなたに愛される私に価値がある。

普段の私は殻にこもって変われないわと諦めて、
自信がなくて、いつだって本気になれない。

好意は言動で感じ取る。文字だけじゃ足りないの。


基本的には、いい子にしているけれど
私は私に新しい価値を見い出したくもあって、
だからこれから出会うあなたのことも大好きなの。
そうしていなければ私は未来を愛せない。自分を愛せない。


あなたを渇望する私はそのうち死にますので安心してください。

チルドレン

知人が、私が 彼のことを好きなまま あの時、悪いことをしたと思っているのに謝罪も出来ぬままだから引き摺っている 、ということを とても真剣に彼に伝えてくれた。

そのことから始まる、彼の盲目的で、純度の高い愛情表現

「めちゃくちゃにしたい」「そうやって引き摺っていたなんてあなたらしいね、その優しいところ、壊したくなる」
画面に並ぶ物騒な言葉たち。
それらが頭を過りながら、彼の荒々しい動きがとても素敵だと思う。破壊衝動が爆発したような言動に蕩ける。

「どうして」「ねぇ、聞いてるの?」

不規則な息と、私を半ば見下すような笑み。

異常なほどに欲されている、
他人など興味のない彼に。